子育てをしながら4ヶ月間日本語コースを受講 #2 ナディーンさん
今回のインタビューは来日5年、ベルギー出身で日本人のご主人と7ヶ月のお子さんを持つナディーンさん。建築の仕事、子育てをしながら日本語コースに通い、それによって生活がどんな風に変わったについてお聞きしました。
ナディーンさんは世界で最高峰のレベルを誇る日本の建築業界のある会社で働きたいと思い直接応募。インターンとして働けることになり、その後フルタイムの採用が決まり日本での生活がスタートした。
日本での生活に少しずつなれ、勤務先の会社で現在のご主人と出会い結婚、現在7ヶ月のお子さんを持つ。
仕事は忙しくなかなか日本語を勉強する時間がとれない中、産休育休の間がしっかり日本語を勉強するチャンスだと思いつき、コースの受講を決めた。バラエティーに富んだコース内容や先生、小人数でのグループでの親しみやすい雰囲気でのコースは最適だったという。
そして何より4ヶ月のコース後の日本語力の上達は彼女の世界が全く変わるほどのインパクトがあったと語る。
「今までも日本の生活には慣れていたけれど、コトバがわからないために周りで起こっていることが理解できず、自分の世界が小さく閉じたもののように感じていた。コースが受けたあと、それがぱーっと大きく開かれた感じ。会社にいても、買い物をしていても、電車に乗っていても周りの話していることが理解できる。本当にうれしい」
今まで気にも留めなかった洗濯機に書いてあるボタンの漢字の意味が分かる、ベーカリーでの会話が聞き取れる、小さなひとつひとつのことが社会との一体感を感じることにつながったという。
「日本で仕事を持ち、家族をもち、日本は自分の国になりつつある。だから彼女はこれからも日本語の勉強を続け、子育てや仕事で必要な日本語力、会話力をどんどんつけていきたい」
家事、日本語学校、仕事、家事、子どもを寝かせたあとに学校の宿題をこなす。忙しい毎日だが充実していて楽しいとナディーンさん。
これからの更なる飛躍に期待します!