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あいうえおブログ!〈も〉……「もったいない」

Posted by on October 26, 2018 – あいうえおブログ!

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環境を守る活動をしてノーベル平和賞をもらったワンガリ・マータイ(Wangari Muta Maathai)さんが、2005年ごろ日本に来ました。そして、日本語の「MOTTAINAI」ということばは、とても素晴らしいことばなので、このことばを世界の人たちに知ってほしいと言いました。

 

「もったいない」は、”wasteful”とだいたい同じ意味ですが、少しちがうところがあるということです。「もったいない」ということばには、環境のための3R(Reduce、Reuse、Recycle)だけでなく、自然や物に対して尊敬する気持ち(Respect)や愛する気持ちが入っていることばだとマータイさんは言いました。そして、今でも環境を守るための「もったいないキャンペーン」は続いています。

 

江戸時代(1603年~1868年)の江戸(今の東京)の人たちの生活は、「もったいない」ということばをとても大切にしていたと言われています。江戸時代は、サムライがいた時代で、そのころの江戸も今の東京に負けないくらい にぎやかな町でした。でも、生活は今の東京とは全く違いました。たとえば、着物を買ったら、10年も20年も、何度も直して着ていました。もう着られなくなったら、掃除のときの雑巾として使いました。雑巾としても使えなくなったら、料理を作るときなどに火を燃やすために使いました。燃やした後に残った灰も、もったいないので捨てません。灰は、皿などを洗うための洗剤として使いました。物に対して3R+Respectの気持ちをとても強く持っていたのです。

 

今、東京に住んでいる私たちは、たくさんの物がありすぎて、自然への感謝、物を作ってくれた人への感謝を忘れてしまっているかもしれません。江戸の人たちが大切にしていた「もったいない」の気持ち、「もったいない」という素晴らしいことばを、今、どう生かしたらいいのでしょうか…。

Coto Language Academy 講師
松本まつもと重美しげみ

今回の著者は松本重美先生。松本先生は中学校の国語教師を23年勤めた日本語のプロです。Coto Academyでは中級レベルのインテンシブコース、ビジネス日本語コース、N1対策コースの担当の他、教材開発も担当されています。

Coto Langauge Academy コト・ランゲージ・アカデミーは、東京および近県に住む海外の方向けに生活のための日本語レッスンを提供している日本語学校です。日本語プライベートレッスン、週1~2回の日本語グループレッスン、週5日の日本語インテンシブコースがあります。ご興味のある方はぜひお問い合わせください。