働きながら継続した日本語学習でキャリアアップを果たす #4 エリカ

Posted by on September 6, 2014 – 学習者の声

2003年ペルーより来日、仕事をしながら勉強を続け順調にキャリアを伸ばすErikaさんに、Coto(旧ILS)でのレッスンを始めた2012年から日本語会話力がどのように変化したかを聞いた。

Introduction
来日は2003年。日本人のお母さんの紹介で仕事のために来日。当時は千葉の工場での仕事でほとんど日本語を使う機会がないまま3年間を過ごす。転職のタイミングで日本語学校に通いN4をとりまたフルタイムの仕事に戻った。

Turning Point
転機が訪れたのは2010年。品川のカフェで日本人に囲まれて仕事をすることになったことだ。簡単な日本語でのコミュニケーションは可能だったが、言いたいことがなかなか伝わらずストレスが溜まったと当時のことを思いだす。その後電話対応も含めた接客の仕事をすることになり、仕事で使う表現を学びたいと2012年、職場に近かったCoto(旧ILS)でのレッスン受講を始めた。

「もともと助詞の使い方にも間違いが多く、話し方もすごく癖が強かったんです。同僚にも言われたことがありました。先生が粘り強くどんどん指摘してくれて、自分でも気をつけて話すようになったら、少しずつ会話が上手になっていった。」

Progress in Japanese and carrier
レッスンを始めてから担当の先生も驚くほど発話が自然できれいになった。
その後N2を受けることを決意。試験前の半年間日本語プラスやプライベートレッスンで集中的に勉強し、仕事をしながら宿題やエッセイのタスクをしっかりとこなしていった。2012年12月にN2に合格。

その後ユースホステルでスタッフとして採用され、現在は唯一の外国人スタッフとしてお客さんの案内や受付の全般業務を担当する。同僚、上司、お客様とのコミュニケーションで毎日今まで習ってきた日本語を使っているそうだ。また日々新しいことを覚えていけるのが楽しいと言う。

Next Step
観光業界で日本に来る外国人のお世話をするような仕事をしていきたい、という彼女。言いたいことは言えるようになったけど、まだそんなに丁寧には話せないと感じているという。
「日本のサービスのレベルはすごく高い。自分もずっと勉強を続けてプロとしてそのレベルでのサービスが提供できるようになりたい。」
現在も仕事のスケジュールに合わせてプライベートレッスン、日本語プラスの敬語トレーニング、説明力トレーニングのクラスを受講している。これからの観光業界での活躍が楽しみだ。