「ナンパする」「逆ナンする」 ― おもしろ日本語紹介

Posted by on 12月 15, 2015 – Article in Japanese, 日本語いろいろ

「ナンパする」「逆ナンする」  ― おもしろ日本語紹介

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外国語の俗語を勉強すると語彙の向上に役立つことがあります。一般人が社会を見る目は時に新鮮味がありますが、俗語にはそのような興味深い視点がたくさん含まれています。今回は、異性を誘惑する表現を見てみましょう。

日本人はラブストーリーやデートに無関心になりつつあると、最近よく言われます。しかし、東京の繁華街を見る限り、活発に異性の相手を探し合う様子は以前と変わらないようです。またインターネット上では、日本の若者が異性をデートに誘ったり、口説いたりする様子を垣間見ることができます。異性を誘おうとして様々な表現が使われていることが分かります。

ナンパする」(男性用)と「逆ナンする」(女性用) は異性を誘う行為を示す俗語です。

繁華街の街角でしきりに声を掛ける男達を見たことがあるでしょう。彼らは見知らぬ女性を呼び止めようと一生懸命です。

  • “do you wanna go to karaoke?”: 「カラオケ行かない?」
  • “do you wanna go for a drink?”:「一緒に飲みに行かない?」
  • “do you want to see my dog at home?” :「うちの犬、見に来ない?」

「ナンパ」は「軟派」が語源で、元々は穏健を意味しました。やがて、俗語になって「誘惑者」「女たらし」を指すようになりました。

「ナンパ」に「する」をつけると動詞になります。受身形は「ナンパされる」 「逆ナンされる」です。一方、「逆ナンパ」は 女性が男性を誘い込むことです。

頻繁にナンパしたり逆ナンする人は、軽薄な人間と見なされますので、注意しましょう。

最後に、例文を見てみましょう。

例1:男友達の会話
A:昨日、クラブでめっちゃタイプの子がいたんだけど。
B:おぉ。
A:ナンパしようとしたら、他の奴に先こされちゃったんだよー。

例2:若い女の子同士の会話
A: さいきん、彼氏ができたんだ。
B: どこで知り会ったの?
A: 渋谷で逆ナンした!?



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