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あいうえおブログ!〈し〉……「しかた(が)ない、しょうがない」

Posted by on April 26, 2018 – あいうえおブログ!

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どの言語にもコミュニケーションを円滑にする上で、重要な決まり文句があります。外国語の学習途上では、言いたいことがスムーズに出てこず、口ごもることもしばしば、そして何か言おうとすればするほど、焦って何も出ないという悪循環は誰でも経験したことがあるでしょう。それを解決する一助となるのが、便利な切り返しのフレーズを覚えることです。今回は「し」から始まる便利なフレーズを紹介します。

「しかた(が)ない、しょうがない」は、以下の二つの機能や意味で使うことが多いフレーズです。

ねぎらい、なぐさめ、諦め

<大学生同士のカジュアルな会話>
A:このあいだ受けた会社の面接、どうだった。
B:落ちた。
A:そうか、残念だったね。ま、でも競争率高かったし、しょうがないよ。
B:うん、そうなんだけど。でもやっぱり、あの会社、行きたかったなあ。

<ホテルのフロントで>
ホテル:今回は、ご希望の部屋をご用意できず、申し訳ありませんでした。
客: まあ、ちょうどGWの時期だったし、こちらも予約するのが遅かったし。だから今回は仕方ないです。また次来るとき、お願いします。

ここで、一点注意しなければいけないことがあります。それは、なぐさめの言葉に常套句を使うと嫌がる人も一定数いるということ。使ったほうは、なぐさめたつもりでも、状況や人によっては逆効果になりかねません。残念な結果に対して、簡単に「しょうがない」で済ませるなんて、という指摘です。また、自分の失敗について、やたら「しょうがない」を連発すると、責任感のない、自己正当化ばかりをする人間だと思われてしまうこともあるでしょう。いずれの場合も、先の会話例にあるように理由を言ってから、それでもダメだったんだから仕方がないと言ったほうがいいと思います。

あきれた、どうしようもない、軽い非難の気持ち

<友達同士のカジュアルな会話>
A:のど、痛い。
B:え、大丈夫?風邪?
A:サッカーの応援で叫びすぎた。
B:え、また?!ほんと、しょうがないね。

これは軽い冗談を含んだ言い方で、面と向かって使うには、相手との距離、親しさが重要な鍵となります。そういう意味では、上級のコミュニケーション表現と言っていいでしょう。機能的な言語の役割を一歩踏みだして、心を通じさせるコミュニケーション手段としての言語学習へ、皆さんも徐々にステップアップしていけるといいですね。

 

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