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あいうえおブログ!〈こ〉→「こんにちは」

Posted by on April 12, 2018 – あいうえおブログ!

まず、このことばの書き方ですが、SNSなどを見ると「こんにちわ」と書く人がいます。みなさん、勉強しましたね? もちろん、「こんにちは」が正しいです。
こんにちは」は、たいていひらがなで書きますが、もし漢字で書くとしたら「今日は」です。そうです、「きょうは……」です。「今日は天気がいいですね」や「今日は暑いですね」などの「天気がいいですね」「暑いですね」をカットして、あいさつになりました。「こんばんは」も同じです。

それから、「″こんにちは“の品詞ひんし(ことばのしゅるい)はなんですか? 名詞ですか?」 という質問をされたことがあります。「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」などのあいさつは、名詞ではなく感動詞かんどうしです。感動詞は、心が動いたときに使うことばです。「わぁー。きれいだなぁ。」の「わぁー。」とか、「あっ。宿題を忘れた。」の「あっ。」は感動詞です。ですから、あいさつは、誰かと会ったときの心の動きや、会った人と良いコミュニケーションをとりたいという気持ちが入っていることばなんです。

さて、みなさんは、何時ごろ「おはよう」から「こんにちは」にあいさつを変えますか? これは、なかなかむずかしい問題です! ルールは決まっていません。
日本で一番正しい日本語を使っているテレビ・ラジオ局、NHKは、「午前9時までは、‟おはよう“というあいさつがおかしいと思う人はほとんどいません。9時からあとに使うときには気をつけたほうがいいです。」と言っています。

また、東京の有名なホテルでは、「お客様には、午前10時30分ごろまで‟おはようございます“を使って、そのあとは‟いらっしゃいませ“を使いましょう。」と言っています。

じゃあ、「こんにちは」から「こんばんは」は? これは、もっとむずかしい! NHKは、「太陽がしずみ終わって本当に暗くなってきてから‟こんばんは“と言うのが、一般的な使い方です。少し明るいうちはまだ使わないほうがいいです。」と言っています。つまり、季節によって違います。私は、夏は午後7時ごろ、冬は午後5時30分ごろ…かな?

季節や時間を考え、会った人と良いコミュニケーションをとるためにするのが日本のあいさつです。でも、ときどき、日本のお店の店員のあいさつがうるさすぎると思いませんか? あれは、お店のマニュアルにあるだけの、気持ちが入っていないあいさつかな?…と思います。

Coto Language Academy 講師

松本重美

今回の著者は松本重美先生。松本先生は中学校の国語教師を23年勤めた日本語のプロです。Coto Academyでは中級レベルのインテンシブコース、ビジネス日本語コース、N1対策コースの担当の他、教材開発も担当されています。

Coto Langauge Academy コト・ランゲージ・アカデミーは、東京および近県に住む海外の方向けに生活のための日本語レッスンを提供している日本語学校です。日本語プライベートレッスン、週1~2回の日本語グループレッスン、週5日の日本語インテンシブコースがあります。ご興味のある方はぜひお問い合わせください。