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あいうえおブログ! 〈ふ〉……「普通においしい」って、どのくらいおいしいの?

Posted by on September 7, 2018 – あいうえおブログ!

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「この唐揚げ、ふつうにおいしいね」

「あのアイドルは、ふつうにかわいいね」

「今日も ふつうに忙しかった」

ここ何年か若い人の間で「ふつうに」の使い方が、変化しています。

「ふつうにおいしい」って、どのぐらいおいしいの? 「すごくおいしい」とまでは言えないけど・・・というニュアンスを感じますね。「ふつうに」は「まあまあ」「予想通りの」「標準的なレベルの」といったところです。だから、友人がせっかく作ってくれた料理を食べたとき、「ふつうに、おいしい!」と言ったら、ちょっと失礼に聞こえますね。「おいしい」「本当においしい」「初めて食べたけど、おいしいね」などと言うのがいいです。

「ふつうに○○」が使えるのは、こんな場面です。

チェーンの居酒屋で、

「その唐揚げ、どう?」
「ふつうに、おいしいよ!」

ファストファッションの服について、

「そのシャツ、いいね。」
「うん、ふつうに着やすいよ。」

仕事の話で、

「最近どう?」
「ふつうに忙しいね。」

ところで「ふつう」のもともとの使い方って、どうなんでしょう?
「ふつう」と「一般的」は似ているようで、けっこう使い方が違います。
「一般的」は「だいたいの人が」「みんなが」という意味で使われます。
でも、誰かが「ふつう」というとき、「一般的なこと」とは限りません。

「ふつう、コーヒーは自分で焙煎しますよ。ビールも自家製です。」

「冬でもウエットスーツを着て海で泳いでいますよ。ふつうですよ。」

おわかりですか?

人が「ふつう」・・・と言っているとき、とてもユニークな発見があります。「その人だけが、ふつうだと思っていること」もたくさんあるからです。もし、あなたが「ふつう・・・だよね?」と言いたくなったら、それは、あなただけかもしれませんよ。

あなたはこう思うかもしれません。

「こんなふつうのことを、わざわざ話す必要はない」

でも、その「ふつう」こそが、あなたのユニークさなのです。だから、「ふつう」と思っていることでも、クラスでどんどん話してみてください。クラスメートから、「えー!本当に⁉︎」「それは、〇〇さんだけだよ!」と言われたなら、大成功です!

Coto Japanese Academy 講師
吉田由美

東北出身。日本語教師歴16年。趣味はハイキングと日本酒、ひとり旅。
レッスンにコーチングとインタビューのスキルを取り入れています。
楽しく話しているうちに、会話力がぐんぐん伸びるレッスンを提供中。

Coto Japanese Academy コト・ジャパニーズ・アカデミーは、東京および近県に住む海外の方向けに生活のための日本語レッスンを提供している日本語学校です。日本語プライベートレッスン、週1~2回の日本語グループレッスン、週5日の日本語インテンシブコースがあります。ご興味のある方はぜひお問い合わせください。

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